今回のコールは3人で!
メンバーは前回と同じ
日本と欧米の働き方の違いについて。
日本はいろんな部署を担当してもらい、
総合的に働ける人「何でも屋さん」をつくる。
欧米はある仕事をお願いしたら突き詰めるという「専門家」をつくる。
この働き方の違いが賃金の違いにそのまま直結していく。
ここで問題。
欧米は何に対して給料を支払うか。
ここは風磨君と勝利君が声を合わせて「技術?」と。
正解は「仕事」に対して。
では日本に対しては何に給料を払うのかという質問に、
「成果?」「時間」「期待値」とそれぞれが答えた。
でもその後に風磨君が、仕事の成果によって払うのが欧米人な感じがして、
日本はどれだけやったかというプロセスなことから、
「人に払うイメージなのかな」と答え直し、それが正解だった。
これは人を雇うところから変わっていて、
欧米は「欠員補充」というやり方で、ある役職が他のところに異動し、
このポストに募集をかけて、新たにそのポストに就いた人が、
20代・30代・40代であろうが、年齢に関係なく年収は変わらない。
日本では「一括採用」で何の仕事か決まらないまま雇い、
入社後に配置転換して回していく。
なので、何の仕事をしているかではなく、その人に対して給料を払う。
しかし、日本の色々な仕事を覚える日本特有の働き方が、
長時間労働の一因になっている。
更に深夜営業などの過剰サービスも長時間労働の要因だ。
ここでマリちゃんがドイツ育ちならではの意見
「気付いたのは、例えば日曜日とかってヨーロッパでは、
基本何もやってないんですよ。
日本って日曜日でも、コンビニやスーパーが開いてたり~、
あ~の、服とか、映画館とかもそういうの全部開いていて。
基本、ボクが育ったところは、日曜は、もう本当に全部閉まってて~」
これに対して日本には「おもてなし文化」があり、
それは良い事ではあるけれど、行き着いた先が顧客第一主義で、
便利になるために皆が苦労する、みんなが長時間労働して
みんなが休めないという負の連鎖になっていると解説された。
私はマリちゃんの話を聞いて、そこにはキリスト教文化が関係してると思った。
聖書に「安息日を覚えて、これを聖とせよ」という言葉がある。
これは神様が6日間で天地創造を行い、7日目に休まれたということから、
その7日目を「聖なる日」として仕事を休み、神様を礼拝する日とする、
という意味だと、遥か昔、教会に通っていた頃に教えられた覚えがある。
(これでも昔は純真無垢な少女だったのだ?^^;)
日本でも私が小さい頃は、商店街のお店は日曜日に閉まっていた記憶がある。
おそらくその頃の主婦はほとんどが専業主婦で、
買い物するのに日曜日である必要はなかったからで、
働く女性が多くなった今、ゆっくり買い物できるのは休日のため、
日曜日こそが稼ぎ時だと、定休日を平日にするか、
年中無休にしているスーパーが多いのではないかと思う。
大きなデパートなどは昔から日曜日に営業してたけどね。
長時間労働を是正するために、EUではあるルールが徹底されている。
それは、残業はある程度までしかできない仕組みの「インターバル規制」だ。
翌日の仕事が始まるまでに、必ず11時間休憩を入れなければならない。
これを日本でも導入してるところがあるが、
全体の2%しかしていないと聞いて、驚くメンバーたち。
今、月に最大100時間未満という残業の上限を決めて
法改正を急ごうとしているところだということだ。
ここで勝利君が、海外でライブをやったことがある人の話から、
海外ではセットを作る時に、時間を過ぎると途中でもみんな帰ってしまうが、
日本では少し時間が過ぎてもやっていこうとする文化があり、
そういう違いがインターバル規制が広まりづらいのではないかと発言した。
そんなヨーロッパにも問題はあり、若い人の失業率が高いという。
それは即戦力を求めるため、若い人の求人が少ないからだ。
勝利君が、日本と欧米の間をとれるような制度が出来たら良いと言ったけど、
このグラフのドイツを見ると失業率は低くて日本とそんなに変わらないよね。
ということはドイツを見習えば良いんじゃない?
なんて、ついマリちゃんの母国を評価したくなる(笑)
働き方改革は、秋の国会の焦点の1つ、ということだ。
私は前にも書いたけど、パートで3ヶ月ごとの異動があり、
1つの仕事を覚えたと思ったら次の仕事、というのを経験して、
なんと無駄で効率の悪い働き方なのだろうと思った。
結局、仕事がスムーズにできるようになったところで異動して、
そこに新しい人が入ってくるということは
他の人がまた1から仕事を教えなければならないわけで、
そこで仕事のスピードが落ちる、ということになる。
ローテーションで働く利点は何もないように思った。
全ての仕事を覚えていれば、
誰かが休んだ時にそこに誰かが入れる、ということぐらいかな。
本当に課によって仕事内容が全く違う場合があるし、
「何でも屋」を育てて何の意味があるのだろうと思う。
適材適所で働くことが1番合理的なのにね。
この「働き方改革」は一応これで終了なのかな。
風磨君、勝利君、マリちゃん、お疲れ様でした!
最後にマリちゃんの言葉について。
最近、ラジオなどでも「基本」という言葉を頻繁に使っていて、
たぶん口癖になってるんだと思うけど、ちょっと気になる^^;
風磨君もよく使ってたからうつっちゃったのかな?
まぁ誰でも口癖はあるし、仕方ない事なんだけど、
あまり多用されるとどうも気になっちゃうんだよね^^;
「あ~の」は可愛かったけど(笑)
そういう私にも口癖はあって、気を付けるようにはしてるんだけどさ^^;